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【ノンフィクション】 タレつきの納豆は贅沢品…!? 『最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常―』

ノンフィクション

私立音大に通ったわたしにとっちゃ、「うらやましい」「いってみたかった」大学はただひとつ、東京藝術大学だ。

 

通った音大はキャンパスの雰囲気は「のほほん」としている反面、「コンクールでは藝大生に負けたくない」的なライバル心を勝手に抱いている学生が多かった気がする。(受けてもいないのでよくわからないけど、「藝大落ち」が多かったんだよね、まわりに)

 

ってわけで、『最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常―』を読んでみた。

 才能勝負の難関入試を突破した天才たちは、やはり只者ではなかった。口笛で合格した世界チャンプがいるかと思えば、ブラジャーを仮面に、ハートのニップレス姿で究極の美を追究する者あり。お隣の上野動物園からペンギンを釣り上げたという伝説の猛者は実在するのか? 「芸術家の卵」たちの楽園に潜入した前人未到の探検記。

というのが、「あらすじ」なのだが。

正直、「音楽科」部分に関しては、楽しく読める「音大あるある」ネタばかりの印象(特に藝大に特化したエピソードではない)。

 

タレつきの納豆は贅沢品…!?というエピソードも、おもしろいんだけど、大学にひとりくらい、いわゆる「苦学生」さんっていらっしゃるよね…。

 

「美術科」に関して言えば、会田誠『カリコリせんとや生まれけむ』とか『美しすぎる少女の乳房はなぜ大理石でできていないのか』とか『「色ざんげ」が書けなくて』で眺めていた世界観、印象と似ていたなあ。

 

片足でも多少【お芸術】な世界につっこんでいた身としては、「うんうんこんなかんじだよね」。ちょっぴり肩透かし。というのが正直な感想であります。

 

余談だけど、音大系マンガといえば言うまでもなく『のだめカンタービレ』で、美大系といえば『ハチミツとクローバー』なのかなあ?